2024年2月
2月15日~16日にISO品質マネジメントシステムの更新審査を受審しました。
審査機関からの指摘事項というのは重大なものからA(重大な不適合)・B(軽微な不適合)・C(改善事項)と3種類あるのですが、この度はC指摘が3件という結果でした。小さな指摘とはいえ謙虚に受け止め、改善内容を検討していきたいと思います。
かつてISO登録している建設会社は多かったものの、近年は減少してきています。手間のかかる事、費用がかかる事は止めてしまおうという企業もあるでしょう。
ただ、企業といった組織でも、あるいは個人でも、健全な状態を保ち、継続的に改善を図っていくためには外部のチェックが必要です。
弊社も仕事上で様々なチェックを受けます。建設工事であれば段階ごとに確認や検査を受け、評価を受ける。労働基準監督署の指摘も受ける。役所も会計検査を受けて税金が適切に使われているかチェックが入る。
警察が交通違反を取り締まるのも外部のチェックです。取り締まりがなければ交通規則を守らない人は間違いなく増大するでしょう。
毎日のように政治資金パーティ裏金問題がマスコミ報道されますが、外部の監査等がしっかりなされていれば、発生しなかった事象です。
「これぐらいはいいだろう」という小さなルール違反や妥協が積み重なると、大きなことになってしまう。それぐらい私たち人間の心は弱いのだと痛感させられます。だからこそ外部チェックは必要なのです。
外部機関からの指摘はもちろんですが、自身の周りの人からの指摘も謙虚に受け止めたいものです。お客様からの苦情にしても、弊社に改善してもらいたいから頂くのです。社内における上司や先輩からの指摘も、その人のためを思ってのことでしょう。
完璧な人間は一人もいないのです。素直な姿勢が第一だと考えています。
代表取締役 井木 敏晴