板挟みにあってる人に書きます
平日は職務柄、多くの人と会いコミュニケーションを取っていますが
最近の休みの日はもっぱら家で引きこもっている井木組採用担当の髙原です。
あ、でもゲームでオンライン対戦とかやってるんで全く外の世界との交流を絶ってるわけじゃないか。。。
まぁそんな感じで平日と休日で陰と陽の振れ幅がデカい陰陽師系人事でございます。
#陰陽師系人事とは
#なんぞや?
そんなこんなで今日の本題。
社内でも社外でもどっちかというと相談をするより、相談を受ける方が多いんですけど相談をしてくる人の属性として新人とかプレーヤーの人より中間管理職層の人の方が圧倒的に多かったりします。
学生だったら部活やサークルのリーダーだったり
会社だったら4~5年目の先輩社員とか中間位の役職の人だったり
今日は何でこれらのポジションの人が多く悩みを抱えてしまうのか。
そして、どういうアプローチをすれば悩みを改善できるのかについてお話したいと思います!
板挟みにあう中間管理職
中間管理層の人達はよく考え方や行動の部分でトップと現場の板挟みにあってしまいます。
採用業務もよく現場とトップの板挟みに合う職種なので、人事で起こりそうなシチュエーションを例に挙げて考えてみましょう。
現場の考え>
・顧客数が多くて対応が追い付かない、だから人員を増やしてほしい
トップの考え>
・人員を増やしたところで市場的に売上がこれ以上伸びるかわからない、だから採用したくない
その逆もまた然りです。トップは業務拡大の為に新しい人をドンドン増やしたいけど、現場の人間が自分の業務をこなしながら新人を育成する負担から新しい人材を採用するのに腰がひけてたり。。。
とにかく、ポジションが違う2つの繋ぎ役の中間管理職は双方の意見を職務上
聞かないといけないのでとにかく気疲れがします。しかも、これは「誰の期待も裏切りたくない優しい人」ほど、この悩みや苦悩は結構深刻だったりするんですよね。。。
では、どうすればこれらの悩みは改善されるのでしょうか?
ゲーム理論
結論から言うと、これらの悩みに対してゲーム理論の考えを用いて改善策を模索することをオススメします!!
え、ゲーム理論!?
人生RPG理論の友達???
そう思う方もいるかもしれませんが、人生RPG理論と違いゲーム理論は経済学に分類される立派な学問(というより学説)です。
大分類)経済学 → 中分類)行動経済学 → 小分類)ゲーム理論
みたいな感じです。
ゲーム理論とは、端的にいうと利害関係がある状況で互いの利益を考えどの選択をするのが最適かを考える学説です。
例えば交渉の場で自分が得する提案をしても相手に利益がなければ提案は受け入れられることはないと思います。逆もまた然りです。この問題に対してどの選択をすれば、自分の利益を最大化(あるいは最適化)できるかを考えていくのがゲーム理論であるといえます。
先の例を参考に考えてみましょう。
現場の勝利条件>
人員の補充
トップの勝利条件>
人員の据え置き・利益の拡大
今回の場合だと、アプローチとしては2パターンあると思っていて
①市場にまだまだ伸びしろがあることを証明する具体的なデータを出す。
②トップが無視できないレベルで仕事を取ってくる
これをやれば、よっぽど感情的な意思決定を行うトップじゃない限り現場は新しく人員を増やすことが出来るでしょう。また、トップも上記の内容であれば人員を増やすという決定も行いなるやすくなると思います。
①は経営者の勝利条件である利益の拡大を論理的にアプローチする方法
②は利益の拡大という勝利条件を満たすのと同時に、この状況を続けることのリスクを提示する事から、トップと現場にとってお互いいい塩梅な折衷案だと思います。
現場もトップも自分の所属している世界しか見えていません。だから、ぶつかります。
だからこそ、2つの橋渡しを行う中間管理を行う人間はこれらの意見やアドバイスを率先して提案していく必要があります。
まとめ
2つの立場に板挟みにあってる方々は、恐らく双方の感情に板挟みになってるからこそしんどいんじゃないかな~と個人的に思います。
感情の部分だけに耳を傾けても解決策は出てきません。
根本の原因の部分に焦点を当ててそれに対しての改善策や折衷案を出していけば、おのずと気疲れもなくなってくるでしょう。
このゲーム理論。
髙原が提唱する人生RPG理論と合わせて今後の生活の参考にしてみてはいかがでしょうか?