学生と社会人の違い
船で釣りに行くことが決まり今からテンションの
上がっている井木組採用担当の髙原です。
(日本海でちょっくらガノトトス釣ってきます)
今日は学生向けに真面目で少しディープな話をひとつ。。。
「学生と社会人の違いはなんだと思いますか」
就活の面接シーンでよく聞かれるこの質問について
髙原の個人的な意見をお伝えできればと思います。
この質問、私が就職活動をしていた時も同様の質問を何度か受けた事はありますが
当時はそれっぽい回答しかできなかったですし社会人になって3年たった
今でも模索段階なのが正直なところです。
なんでこんな話を急に持ちだしたのかといいますと、来年就活を控える学生と
お話させていただいた際に「学生と社会人の違いが良くわからない」との
質問を受けたのが事の発端です。
そこで、自分もこの就活生が抱える悩みに答えると同時に自分なりの解を
出そうと思いまして湯船に浸かりながら少し考えたところ大きく2つの部分が
違うポイントかなという答えに至りました。
学生・・・インプットが評価される
社会人・・・アウトプットが評価される
学校の定期テストなんかがいい例だと思いますが
これまで自分が学んだこと=覚えたことの量が
そのまんま成績評価として反映されます。
学校推薦も基本的には通知表の成績に準じて行われるため、蓄えた知識量が
そのまんま進学先や就職先に影響してきます。
知識=正義の世の中が学生社会だといえます。
一方で社会人は知識はあるに越したことはありませんが
それ以上に社内外にどれだけの実利をもたらしたのか
(アウトプットしたのか)で評価されます。
営業職を例に挙げてできるだけわかりやすく説明します。
営業マンは自社の商品やサービスを顧客に
提供した量によって評価されます。
学生時代の評価基準の考えを社会にもっていくと
「自社商材の勉強をちゃんとしているか」とか
「先生(上司)の言うことを素直に聞いているか」
みたいな項目が出るかもしれません。
ですが社会人は「顧客をどんだけ喜ばせたか=営業成績をだしたか」が絶対的な指標になります。
知識はあくまでも顧客を満足させるための手段という考え方です。
技術系職種になるとまた少し変わってくるかもしれませんが
この部分が現状、私が学生→社会人になった変化で感じた一つ目の違いです。
学生・・・時間を売って対価(給料)を得る
社会人・・・個人が負う裁量や責任の重さにより給料が決まる
私が感じた2つ目の違いです。
これに関して言うと「学生の大多数がアルバイトをしている」
という前提のもと話をしたいと思います。
個人で何か収益を上げている人は該当しないのでご容赦ください。
さて・・・本題に入ります。
学生時代に行うアルバイトは「時給○○円」と表記されるように
自分の時間をBETした対価として給料を得ているといえます。
アルバイトなので当然何か事が起こった時に責任も取れないので
業務の多くがマニュアル化が進んでいる単純な肉体労働が中心となってきます。
そんでもって何か問題が発生した場合
責任は監督・管理を行う正社員の人が負います。
それが社会人になると打って変わって個人への責任比重がぐっと重くなってきます。
株式会社である以上収益責任が発生するからです。
収益責任というワードだけ見るとビジネスライクでドライに聞こえるかもしれませんが
この責任を果たさないと以下のような事が起こってしまいます。
・企業が存続できなくなる
・社員の雇用がなくなる
・会社が倒産してしまうと連鎖倒産する企業がでてしまう(かもしれない)
この収益責任の重さがそのまま役職や給料として反映されていきます。
メンバー・・・個人の収益責任を果たしたか否か
課長・・・個人+課のメンバーが収益責任を果たしたか否か
ざっくりこんなイメージです。
ですので
「社長は会社のトップだから、なんでも決めれるから給料が高い」
ではなく
「社長は組織で最も収益責任を負っているから給料が高い」
と考えることもできます。
このお金を貰うことに対する責任が社会人になって私が感じた2つ目のポイントになります。
いかがでしたでしょうか?
実際ここまで踏み込んだ話は学生にまだした事ありませんが
この意識や考えを頭に入れるだけで、少しは社会人になる心構えができるのではないでしょうか。