髙原という異質な存在について
度々お話させていただく事があるんですが、私はよく「井木組の人っぽくない」とか「建設業界の人間っぽくない」とか言われます。
何年も井木組とお付き合いして頂いている会社様ならまだしも、1度か2度当社の社員とお会いしただけの学生様にも言われるんですよね笑
まだわたしが入社して3ヶ月しか経ってないと言われればそれまでなんですけど、事実社内で私みたいな属性のキャラクターはいないですし、恐らく建設業界にも多くはないと思います。
なので今日は皆さまがそう思う理由についてお話したいと思います!!
コミュニケーションは大別できる
皆さんはコーチングとかで使われる「コミュニケーションタイプ」というものをご存じでしょうか?
個人のコミュニケーションや思考の傾向を4つに大別したもので、これは企業で採用選考や教育研修なんかで使われていたりします。
当社でも採用選考のなかでコミュニケーションタイプを出しているんですけど、私のコミュニケーションタイプは建設業にはあまりいないタイプなんですよね。
建設業界に多い「サポータータイプ」
協調性を重んじ、結果より過程を大事にするコミュニケーションタイプの人をサポータータイプと呼びます。こと建設業においては沢山の協力業者とのコミュニケーションありきで物事が進むので、採用基準や求める人物像で「チームワーク」を重要視する結果このタイプの方が多く在籍するようになります。
これがいわゆる「建設業っぽさ」の正体です。
事実、私の手元に過去10年分くらいの新卒社員のコミュニケーションタイプのデータがあるんですが、調べると全体の8割5分がサポータータイプなんですよ!
サポータータイプが多い職種
・文系職種であればBtoCの低~中単価商材を扱ってるところ
・理系職種全般
この2つは採用選考においてもサポータータイプの方が採用されやすい傾向があります。
井木組も109年前に土木請負業からスタートした会社なのでベースは技術者の会社です。
そういったこともあり、コミュニケーションの傾向としてサポーター気質の方が多く在籍しているのだと分析しています。
髙原のコミュニケーションタイプ「コントローラータイプ」
私のコミュニケーションタイプはコントローラータイプで実のところ、井木組でこのタイプの人間は私1人しかいないんですよ(来年の新卒で同じタイプの方が1人入ってきますけど)
コントローラータイプは過程より結果が大事にし、チームで進める際も自分のコントロールできる環境で働きたい、あるいはコントロールしたいという思考があります。
コントラータイプが多い職種
・BtoBの無形商材の営業職
・BtoCの高単価商材(家や保険等)の営業職
私の前職は人材業界だったのでいわゆるBtoBの無形商材を扱っていました。人事をしている方や経営者の方なら理解して頂けると思うんですけど、この業界って会社の名前や規模は全く役に立たなくてサービスの質が担当者の能力に大きく依存するんですよ。
なので「企業の採用戦略にコミットしたい」という
本人の思考や本気度=サービスの品質に直結する
人材業界ではコントローラータイプの人間が採用されやすい傾向にあります。
ここまで聞いてもうお気づきの方もいると思いますが、この2つのタイプで考え方が真逆なんですよね。
これが髙原が建設業界の人間っぽくない正体です。
いかがでしたでしょうか。
年末書いた記事で「人事はピエロだから現場社員も見た方が良いよ」という内容の記事を書かせていただきましたが、実のところ私が井木組の社員でちょっと異質な存在だからというのも理由としてあります。
人事や採用担当者コミュニケーションタイプが社内全体で少数派なのであれば、求職者の入社後のミスマッチにつながる可能性も否定できません。なので、学生様にSPIや適性検査を実施するものいいですが、既存社員もコミュニケーションタイプを分析してミスマッチの防止や活躍している社員の傾向を調べてみてはいかがでしょうか?