手間をかけるメリット
最近いろいろなものが簡素化・簡略化されるご時世になりましたね。
時短料理とか
お手軽○○術
みたいな感じで。
かくいう私もそういうモノにどっぷり浸かってる人間なので、少しでも時間が節約できるものやラクになるものについては積極的に導入しています。でも、だからこそ逆に「手間のかかる非効率なモノの価値はなんだろう」とふと思ったりもしたので今日はそれを考察ならびに共有する回にしたいと思います。
手間=損ではない
手間のかかる非効率なモノでみんなに親しまれている物事をちょいと考えてみました。
BBQ・・・店のほうがすぐ食べれるし美味い
流しそうめん・・・BBQと同じだが準備や人手がムチャクチャいる分たちが悪い
手作り○○系・・・ご飯でも小物でも大量生産されたものと同じくらいのクオリティなのに高い
テレアポ・・・見込み客にDM送った方が早くない?
ちょっと考えただけでこんだけ出てきました。実際、料理をするにしても一から全部やろうとすると時間はそれなりにかかっちゃいますし、アポイントをとることひとつとってもDMだと一斉に数千数万の単位でリーチをかけることが出来るのでコスパはそれと比べて凄い低いように思います。
じゃあ手間をかける事のメリットってなんだと思いますか?
私は『プロセス』さえもコンテンツとして提供できる事が手間のメリットなんじゃないかなと思います。
例えばBBQ。正直焼肉屋で扱ってるお肉の方が上質な肉ですし準備の手間もかからない分とてもラクに焼肉を食べることが出来ますが、そもそも『焼肉屋で食べる焼肉』と『BBQ』ではそもそも競合することってあんまりなくないですか??
焼肉屋に関しては純粋に値段や味といったものが満足度の指標になってきますが、BBQは味や段取りの上手い下手は置いといて『BBQを一緒にする』というのが最早エンタメでありひとつのコンテンツなので味の良し悪しは二の次になってくるんですよね。
だから食べるものは一緒でも競合しない。
テレアポとDMの関係もそれに近いモノがあります。DMだと手間はかからない反面、他のDMと比べられるシーンが増えてしまうので最終的に値段や商品力の勝負になりやすくなってしまいます。勿論テレアポでアポイントを取ったとしても他の営業マンと競合する事は往々にしてあるのですがそこに至るまでの過程の部分だったり営業マンのキャラといったものが商品や値段以外の価値として機能するので一度契約したら継続的な取引になる確率が高くなります。事実、DM経由の契約とテレアポ経由の契約ではリピートで契約のパーセンテージが全然違うそうです(大阪で会った不動産売買仲介の会社は6割増しくらい違うと言ってました)
結局のところ手間をかければ商品力とか値段のような定量的なモノではなく、その商品に至るまでのプロセスであったりストーリーを魅せやすくなるからこそ手間がかかるとわかっていても今なお愛され続けてるのではないかと思います。
いかがでしたでしょうか?
私自身、手間のかかることはすこぶる毛嫌いする性分なので今回の考察を機に意識的に手間のかかるようなことも行っていこうかと思います、
まずは夏休みの思い出作りのBBQからかな?笑
それでは今日はこの辺で。
