2024年7月
先日聞いた話ですが、私たちは年間に約100時間を、探し物を見つけるために使っているそうです。
物を探す時間は実にもったいないことです。時間のムダだけでなく、人生のムダにもなります。
井木組では「3S3定」の取り組みを行っています。3Sは「整理・整頓・清掃」、3定は「定位・定品・定量」のことです。
特に大切な「整理」と「整頓」の定義は以下の通りです。
つまり、「整理」と「整頓」ができていれば、探し物をする時間は大きく減らせます。
「整理」はとにかく「捨てる」ことです。自分たちの働く環境に「不要な物が一切ない状態」になるように、徹底して処分することです。
私の場合、整理に時間がかかるのは書類ですが、処分する時間を定期的に持つようにしています。
処分に迷ったときの判断基準は ①平素使っているか ②必要以上に持っていないか ③必要なとき、借りてすますことはできないか、です。書類であれば「電子データで保存できないか」を考えていくと良いでしょう。現代はペーパレスの時代です。
職場は周りの目がありますからある程度整理するでしょうが、家庭ではどうでしょう。不要な物にあふれて生活してはいないでしょうか。「高価だったから」「思い出の品だから」「人に頂いたものだから」といってため込んでいることが多いものです。
普段使うものについては「使い倒す」、使わないものは捨てる。愛着のあるものだけに囲まれて生活するのが理想です。
「整頓」のコツは、収納サイズの6から7割に収めて余裕を設けること、置く場所を決めてすぐに戻すことです。
探し物が多いと感じている人は、まず不要な物を処分することから始めましょう。
代表取締役 井木 敏晴