2025年3月
1月末、社内で各部に分かれて来年度の方針をまとめました。全体での質疑応答でも多様な意見があって、私にとっても気づきの多い会となりました。
目標に対して「いつか」「そのうち」と期限や達成方法を定めずに向かうと、物事はなかなか成就しません。工期も図面も決まっていない工事にとりあえず着手するようなものです。
当社は1年間の目標と方針を立てて、その実現化方法や実施時期、担当者を決めて新年度をスタートさせるようにしています。計画をしっかり立てていくことはとても重要です。
しかし計画はあくまで計画であって、実行しなければただの「絵に描いた餅」に過ぎません。
今ではすっかり悪者扱いされてしまっていますが、日産自動車の元CEOカルロス・ゴーン氏は1999年に瀕死の日産を立て直す際に次の名言を残しています。
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この言葉通り、「実行できるかどうか」が成否の分かれ目です。それは私たち一人ひとりの意志にかかっています。「やり切ろう」という意志です。
実行していく上で、必ず障害が発生します。そういう時はできない理由もいくらでも出てくる。それをグッとこらえて、たとえ向かい風であっても一歩ずつ前進していくところに個々の成長があり、結局それが仕事・人生の醍醐味と言えるのではないでしょうか。
その際、「苦しむ」といったマイナスの心情は持たないように努めたいものです。厳しい環境であっても、前向きに考えるクセをつけることです。
自分一人でできなくても、周りの人たちと協力したり、知恵を頂いたりしながら突破していきましょう。いちいち落ち込む暇なく、次々と手を打っていくのです。
「やり切ろう」という意志を貫いていきましょう。
代表取締役 井木 敏晴