2025年6月
「心配」「不安」「憂い」といったマイナスの感情はできるだけ持たない方が良いです。やる気を低下させ、それが行動にも影響するからです。
私たちの日常は「取り越し苦労」が多いものです。「心配事の9割は起こらない」と言われます。
そうはいっても、人間は何かしら不安を抱えながら生きています。仕事の上でもそうでしょう。どう考えたら良いのでしょうか。
「苦しかったときの話をしようか」(森岡毅氏 著)という本がベストセラーになっています。これは46歳の父親が就職する娘に向けて書いた形式になっています。
下記のような文章があります。
|
そういえば、大リーグの大谷翔平選手も「ヒリヒリするような9月を過ごしたい」とコメントしてエンゼルスからドジャーズに移籍しました。
スポーツ選手は結果がすべて。成績悪かったら減俸・退団・引退ですから日々のプレッシャーは私たちの想像を絶するものだと思いますが、その中でこういうコメントが出来るのが彼の心の強いところです。常に高いところへ向かおうと挑戦を続けている姿勢を強く感じます。
新しいこと、経験のないこと、レベルの高いことに向かおうとすれば不安は生じます。それは挑戦している裏返しであり、素晴らしいことです。上手くいけば喜ばしいことですし、上手くいかなくても経験として自分の糧となることでしょう。
大谷選手までではないにしても、私たちも「ヒリヒリする」経験を楽しみたいものです。
代表取締役 井木 敏晴