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今月の社長ごあいさつ

2023年6月

 今年4月末の新聞に国立社会保障・人口問題研究所の調査結果が報道されていました。

 「50年後の日本は総人口が3割減って8,700万人に、生産年齢人口(15~64歳)は7,500万人から4,500万人になる」と掲載されています(いくつかの予想パターンがあります)。

 労働力不足は全産業に関わる課題です。日本の急激な人口減少について、専門家が様々なコメントをされていますが、私は政治頼みにせず、各々が我が事として捉え、自身にできることから実行していかなくてはと切に思います。
 
 特に「地方」「建設業」は最速で影響を受けることになるでしょう。弊社も人材の確保に向けたチャレンジを積み重ねていかなくてはなりません。
 
 労働環境においては長時間労働の改善が不可欠です。日中現場を管理し、夜パソコンに向かって書類作成という現場技術者の従来型スタイルでは時間外労働が減りません。井木組は現場支援チームにより現場と書類が同時進行できるよう進めています。より効率が上がるように更なる工夫していきたいと思います。
 建設業に対するイメージアップも必要です。建設業は危険な仕事というイメージがまだ強いのが現実です。この業界の労災事故は減少してきていますが、より一層「安全な職場」を作り上げていかなくてはなりません。
 ICT(情報通信技術)の取り組みをイメージアップにつなげている建設会社が全国に多くあります。他社に学び、先進的な取り組みを進めていきたいと考えています。
 
 どの産業でも生産性の向上がキーワードになっています。DXも盛んに議論されていますが、それ以上に人材育成が最も重要です。バブル経済崩壊以降、日本企業の成長が滞った理由の一つとして、人材投資を疎かにしていたという指摘があります。
 特に建設業は労働集約型の産業であり、人材が競争力の源泉です。自社のOJT、OFF-JTを常に再考し、社員の成長を促す仕組みを構築していく必要があります。
 
 建設業界も人が集まる、伸びる企業と、そうでない企業に二極化していきます。小さな進化を積み重ね、魅力あふれる職場を作り上げていきたいと考えています。

 

代表取締役 井木 敏晴
■株式会社 井木組■
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